中古車査定といえば、車以外に見せるものなんかないと思ってる人もいます。これは残念ながら大きな誤りです。むしろ、中古車査定では車以外に見せるべきものがたくさんあります。しかもその中には、程度によってはプラス査定されるものまであるのです。
それを聞けばぜひ教えてほしいとおっしゃるかもしれませんが、実際に見せるものはそれほど珍しいものではなく、ごくごく身近なものばかりです。例えば、車の付属品の数々です。車の取扱説明書、スペアキー、整備記録、保証書、配線などがその代表ですが、こうした付属品はその状態によって査定価格を後押しする可能性があるので、必ず保管して、査定のときに車と一緒に見せるようにしてください。さらに、純正のオプションパーツの数々はどれもプラス査定の対象になるので、こちらについても、取り外したものは大事に保管しておきましょう。
純正のオプションパーツと聞いてもピンとこないかもしれませんが、カーナビ、電動スライドドア、エアバッグ、シートカバー、サンバイザーなど、いろいろなものがあります。特にカスタム中古車を売る場合は、査定前にカスタムパーツから純正パーツに戻しておけば、それだけで査定価格のアップが期待できます。これはどういうことかというと、中古車買取査定では、カスタムした車よりノーマルのほうが査定が良くなるのです。オプションパーツであっても、社外品よりは純正パーツのほうがノーマルに近いので、純正パーツがありながらカスタムパーツを装着している場合は、査定価格を考えて純正オプションに付け替えておいたほうがいいでしょう。