中古車を売却する際には、新車販売店で下取りを利用する方法と買い取り専門店を利用する方法がありますが、価格に大きな違いが出る場合があるためそれぞれの特徴を把握することが大切です。下取りは新しい車の購入が前提となる売却方法ですから、車を手放すだけの用途では利用できない方法となります。新車の販売に限れば、決算期やモデル末期の車種を購入する場合には、下取り価格が増額されるなど通常よりも有利な査定額が出る場合があります。下取りは価格が決められていることが多く、市場の動向には左右されにくい性質があります。

ですから人気の高さが常に買取価格に影響されるわけではないため、人気の高い車種では損をしてしまう可能性があります。一方で不人気車種でも査定額が安定しているため、高くはないものの安定性はあるといえます。買取専門店では中古車として販売することが目的ですから、人気が高く売りやすい車ほど査定額が高くなります。市場の動向を反映した査定額が出やすいため、一般には下取りよりも高額査定になりやすい特徴があります。

市場の動向は常に変動しているため、相場を判断するのが難しい現状もありますが、一括査定を活用すれば効率よく比較することが可能です。中古車買取は、オークションなどにより買い取った車を最短ルートで売却することが可能です。流通マージンを減らすことができるため、その分を査定額に反映できるため、下取り査定よりも良い条件が出やすくなります。